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2014.04.23 (Wed)

響aiコンサート~PART2 被災地訪問

響aiコンサート翌日は、バスで被災地を案内して頂きました。
私たち、大阪、仙台、福島、東京の国鉄合唱団のバスは、
甚大な被害のあった、請地漁港の志賀カツアキさんのガイド
で飯舘村~浪江町を廻りました。
今回、志賀さんのご尽力で、許可証が無ければ入れない地域まで
行く事ができました。

志賀 カツアキ氏
<志賀カツアキさん>


車窓からまず目に飛び込んできたのはこの風景。
除染作業中という旗が道路の両側び果てしなくはためいていました。
そこは削られた地面と黒い専用袋に入れられ積まれたり、青いシートが
被せられた汚染された土と、がれきの山でした。


除染ー1
<除染作業中の土地>

除染ー2
<黒い袋の中は汚染された土>



さらに海のほうへ進むと、津波の被害がそのままに。
海から打ち上げられた船がいたるところにありました。
3年も経つのに、波が引いて水が引いたままの姿でした。

福島 津波被害船
<津波で打ち上げられ放置されたままの船>


請地漁協
<ガイドの志賀さんも所属していた請地漁協の建物>


請戸漁協のすぐ近くに、全校児童数83人の請地小学校がありました。
この小学校は、津波発生時の先生方の判断で、小学校から1km余り離れた丘に
全校生徒を非難させた事で、全員無事だったそうです。
学校の二階から、非難した丘を見た時、どんな思いでここを走ったのだろう?
先生や、小さい1年生から6年生までの子供たちが、迫る津波に追われながら
励ましあい、支えあってここを走ったのかと思うと、胸が締め付けられました。

請戸小 全景
<請戸小学校の全景>


小学校の時計は、被災した時間で全て止まっていました。

請地小 時計
<教室の時計>

音楽室の黒板は、学校を訪れた方からのメッセージであふれていました。

請地小 黒板と時計
<音楽室>


福島第一原発事故により、被曝して売り物にならなくなった牛たち。
そして家畜の殺処分を命じられた畜産農家。
そんな中、自らの被曝を顧みず守り続ける『浪江町・希望の牧場』
3年経った今、ここの牛たちには、白い斑点が出ている牛があるそうです。
被曝が原因なのか・・・
原発事故の生き証人の牛たちは、汚染された牧草を食んでいました。
代表者の吉沢さんは、全国に募金の訴えや講演に廻り、牧場の維持費に
充てているそうです。
この日も長野へ訴えに行かれているとの事でした。

希望の牧場
<浪江町・希望の牧場>


浪江町から見える『福島第一原発』
奥の方に薄く3本の鉄柱が見えるのが解るでしょうか?
地震と津波だけなら、帰れない故郷にはならなかったのに・・・

             この辺りに鉄柱が・・ 
福島第一原発
<奥に・・福島第一原発>

浪江町は、現在も人が住めない町で、信号の点滅と草の生えた道路・・
それとは対照的に、あちこちの家の跡や庭先に美しい花が供えてありました。
一時帰宅で帰って来られた方が供えたであろう花が、ここに普通の暮らしが
あったことを語っていました。
被災された方の手記に
この原発事故は、私たちの過去を奪い、またこれからの将来も決めさせてくれない。
行く先の決まらない生活がまだまだ続く。

とありました。
未来への希望を持てないと言うことは、どう言う事なのか?
それは、全ての生き甲斐を奪われるということ?
現に「生きすぎた、おれはここから出たくない」と自死した102歳のお年寄りや
「さようなら 私はお墓に非難します」と命を絶った93歳の女性。
不条理な死が絶えないといいます。

ガイドの志賀さんは、同じ地域でも被害の度合いで補償の金額に差があり、
住民間で溝が出来る事態が発生している。
と国や東京電力の対応に憤りを露わにしていました。

今回の福島でのコンサートには、地元の中学生や高校生、大学生も出演していました。
あの美しい歌声のその奥に、こんな現実があることに胸が痛みます。
原発ゼロの実現のために、皆が立ち上がらなければならないと痛感しました。


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